東高野街道を歩く

東高野街道のイメージ

京、大坂、河内、大和を繋ぐ

 東高野街道は、京都と高野山を結ぶ古道で、石清水八幡から始まり河内湖の水際の生駒西麓を南下、大和川を渡り、石川左岸を行き河内長野を終点とする。街道沿いには、縄文・弥生時代からの住居跡、古墳や寺院跡など古代遺跡も多く、平安期には高野山詣での道であった。また京、大坂、河内、大和を繋ぐ幹線道であり、また沿道の町々の生活道でもあった。

 太古から脈々と続く東高野街道をくまなく歩くことで、その歴史的背景、自然環境や現代社会との関係などが、大きな時間・空間の中で浮かび上がってくる意味を捉えたい。なによりも、歩いて歩いて、想像力を躍動させて思い巡らしたことが、この街道の古代史に何か新しい意味を付け加えることができれば、それは望外の喜びだ。

 大阪府発行「東高野街道マップ」では56㎞の行程だが、何日もかけ、行きつ戻りつし、時には迷うような苦しくとも楽しい街道歩きだった。石清水八幡宮から始め河内長野まで、いろいろ脱線もしながら、東高野街道レポートを11回シリーズで伝えていきたい。

東高野街道概略地図
東高野街道概略地図

投稿者:

phk48176

古市古墳群まで自転車で10分、近つ飛鳥博物館まで車で15分という羽曳野市某所に住む古代史ファンです。博物館主催の展示、講演会、講座が私の考古学知識の源、それを足で確かめる探検が最大の楽しみ。大和、摂津、河内の歴史の舞台をあちこち訪ねてフェイスブックにアップします。それら書き散らしていたものを今回「生駒西麓」としてブブログにします。いろいろな意見をいただければ嬉しいです。

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